美しくなるよ


「冬のカケラ ー赤ー」
100×100×35mm
アクリル絵具、キャンバス
2021年

個展「この世界でわたしをみつけて」にて初お目見えした作品です。
描いたときは冬から春にかけてグラデーションしていたの。
冬の気配を忍ばせて、春となる。
そして春はまた夏の気配を感じさせる。
そうして、少しずつ地層のように日々をつなぐ。
毎日が深く美しくなる。

白昼夢


起きているんだけど眠っているようで、眠ってるようで多分起きていた。
きみの意識にわたしがまぎれこんで、きみのみせてくれる世界で漂っていた。
わたし湖の上の浮き輪みたいにプカプカ浮いていたの。
景色はぼやけながらも鮮やかだったよ。滲んでいたの。

「白昼夢」一部
F0 140×180mm
アクリル絵具、キャンバス
2021年

階段から音楽が聴こえる



階段の壁です。
絵を飾るのは普通のことで、わたしの家にはどこかしこに絵があるよ。
気分で入れ替えたりします。
楽しいよ。

▽今回の作品はこちら▽
「集う」
S4 333×333mm
アクリル絵具、オイルパステル、キャンバス
2018年

フクロウさんをテーマにした企画展に参加した際の絵です。
テーマありき、形あるものへの挑戦でした。
わたしが描いたらフクロウさんはこんなんなった。
わたしたちのしらない世界できっと話してるんだね。

絵の前できみは話す


絵の前できみは話す。
そしてきみの記憶を共有する。

絵はわたしたちをうつす。

たわいもない会話をする。
絵はわたしたちの記憶を思い起こさせ、きみの楽しいことや辛いこと、今日はいい天気だね、なんて話をする。

絵は世界だから。
世界の前で世界だけをみることが重要なわけではない。
世界できみがうつって、きみは思いを巡らせ、そしてわたしは疑問に答えたり、傾聴したり、話したりする。

正解なんてない。
こうしなければならないなどという取り決めがあるのならば、そもそも芸術は必要ではないでしょう。
別でやればいいだけのこと。

わたしはただの作家です。
みる人の意識や在り方をコントロールすることはない。
あなたはしあわせになったり、考えたり、はたまた不快になったりする。
わたしの思う作家とは、そういう環境を作品を通してつくる人です。

話したい人は話したらいいんだよ。

それは愛だった


泣き出してしまった。
それは愛だった。

わたしはこわかったんだね。
誰を敵にしても味方にしてもいいよ。(そもそもそんな概念すらどっちでもいいんだよ。)
ただね、きみには信じてほしかったし、信じたかった。
きみを悲しませたりしたくないし、きみに悲しまされたりもしたくないよ。
愛してるよ、ていいたくて、それがちゃんと伝わってほしかった。
なんだかわからなくなったとき、わたしは泣いてしまったんだね。

相変わらず下手だなぁ。
信じるのも、愛するのも相変わらず下手だなぁ。

新しい世界をもらった。うれしかったなぁ。
全てが存在する荒廃した地。気持ち悪いものや苦しい状況も存在する一度終わった世界。
草原と水。蜃気楼のように街が光っていた。
とっても美しくてまぶしくて、子供みたいに笑ったよ。

わたしは歌をうたうだろう。そして踊る。
きみの地面だよ。

トゲトゲした形は包まれることはないけれど、いつかまた笑う。
わたしはわたしをちゃんと連れて、今日も明日も絵を描くよ。

みんなありがとう。

迎えにいくよ。船にのるの。


「むかえに行く」
F3 220×273mm
アクリル絵具、キャンバス
2021年

迎えにいくよ。船にのるの。
どこにいてもきみを迎えにいくよ。

個展「この世界でわたしをみつけて」にて初お目見えした作品です。
まだ大阪でしかおみせしていないので、はやくみなさまにみていただきたいな。
F3号は多分初めて描いたんじゃないかな。程よいサイズ感がかわいいです。

きみの綺麗なところ


今うちの玄関にある絵。
わりと大きめ。
アップだからわからんかもだが、綺麗な空気をつくってくれてるよ。
うれしいね。ありがとって思うよ。

「きみの綺麗なところ」一部
S20 727×727mm
アクリル絵具、オイルパステル、キャンバス
2019年

お外でみてた@光の波



お外でみてた。
我れながら美しくて惚れ惚れする。
ついつい写真撮ったよね。

「光の波」
S12 606×606mm
アクリル絵具、オイルパステル、キャンバス
2021年

個展「この世界でわたしをみつけて」にて初お目見えした作品です。
まだ大阪でしかおみせしてないので、レアレア。

個展「きみは歌いながら歩く」終了しました




個展「きみは歌いながら歩く」(第1週「愛のある生活」)終了しました。
みなさまありがとうございました。
絵がやっぱり好きだよ。
それをひたすら認識した日々でした。

ここで第2週目もお願いします、と言いたいところなのですが、大変残念で心苦しいお知らせをさせてください。
このたびの個展ですが、意見の相違により1週目で終了となりました。
楽しみにしてくださっていたみなさま、関係者及びご協力いただいたみなさま、このような形になり大変申し訳ございません。

違う形ではありますが、松山での展示のお話も出ています。
そのときにお会いできたら嬉しく思います。
よろしくお願いします。