それは愛だった


泣き出してしまった。
それは愛だった。

わたしはこわかったんだね。
誰を敵にしても味方にしてもいいよ。(そもそもそんな概念すらどっちでもいいんだよ。)
ただね、きみには信じてほしかったし、信じたかった。
きみを悲しませたりしたくないし、きみに悲しまされたりもしたくないよ。
愛してるよ、ていいたくて、それがちゃんと伝わってほしかった。
なんだかわからなくなったとき、わたしは泣いてしまったんだね。

相変わらず下手だなぁ。
信じるのも、愛するのも相変わらず下手だなぁ。

新しい世界をもらった。うれしかったなぁ。
全てが存在する荒廃した地。気持ち悪いものや苦しい状況も存在する一度終わった世界。
草原と水。蜃気楼のように街が光っていた。
とっても美しくてまぶしくて、子供みたいに笑ったよ。

わたしは歌をうたうだろう。そして踊る。
きみの地面だよ。

トゲトゲした形は包まれることはないけれど、いつかまた笑う。
わたしはわたしをちゃんと連れて、今日も明日も絵を描くよ。

みんなありがとう。