白昼夢


起きているんだけど眠っているようで、眠ってるようで多分起きていた。
きみの意識にわたしがまぎれこんで、きみのみせてくれる世界で漂っていた。
わたし湖の上の浮き輪みたいにプカプカ浮いていたの。
景色はぼやけながらも鮮やかだったよ。滲んでいたの。

「白昼夢」一部
F0 140×180mm
アクリル絵具、キャンバス
2021年