お腹の中から色が臓物のように溢れてきていた。


お腹の中から色が臓物のように溢れてきていた。

わたしの指は、速く、そしてなだらかに彼の皮膚をすべった。
わたしの中は音楽が鳴り続け、関係がないかのように彼は独自に呼吸をする。
生きているからだ。
わたしの会話。彼の生き方。身体の言葉。社会との無言の繋がり。

みんな腹ん中はわかんないよ。
欺瞞とかめんどくさいこととかえげつないこととか抱えて、嘘もきっとあるだろうよ。
でもやっぱ美しいんだよ。

くつな まい
zoo(kunstkammer)
宮﨑 圭祐

VTR近日公開予定

幻影と残像


幻影と残像。
海のように、船のように軌跡という波がたつ。
生き方の軌跡が、動物の呼吸のように皮膚を突き破って現れる。
内包された世界と社会が無音で会話した。
色はいつでもきみやわたしを守ってくれる。

zoo(kunstkammer)

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体に絵を描きました。
絵を体に描きました。
どっちも正解。
VTRを作っています。

身体の色、音、生き方


生き方が皮膚をこえる。
わたしは彼の色に触れ、彼はわたしをまとい、息をしている。
一体となった。そこにある全てのものと。

zoo(kunstkammer)

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体に絵を描きました。
絵を体に描きました。
どっちも正解。
VTRを作っています。

皮膚をこえる


わたしを纏った(まとった)。

体内の命たちが皮膚をこえる。
体の声が聴こえる。
振動は指に直接伝わり、彼の色となった。

zoo(kunstkammer)

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体に絵を描きました。
絵を体に描きました。
どっちも正解。
VTRを作っています。