つづく「脈々と」

この痕跡はつづく。
以前がつづいてきたように、今未来もリズムに乗って点を打つ。
隠した怪我の跡も、忘れたことにした嫌な思い出も、エッセンスのひとつ、音楽をつくる。
汚いものも過ぎれば笑い話、綺麗に変換、肯定しよう。
わたしを好きなきみやあなたのために、わたしを好きなわたしのために、そのまま生きていこう。

脈々と
F10 455×530mm
アクリル絵具、キャンバス
2013年

続いている。
根をはり、地面はいくつもの地層へ。
空に伸びる。小さな芽が生まれる。
わたしたちのこと。わたしたち世界のこと。
生きていてよかったなぁ、て思うの。

※過去のキャンバス作品を上から加筆し、新しく生まれた作品です。
奥に規則正しい水玉が潜んでいます。

https://kutsunamai.thebase.in/items/62227220